CDを手放す…
自宅にある大量のCDを断捨離しています。
これは、ある意味で私の“終活”のひとつ。
音楽が大好きで、これまで数え切れないほどのCDを買い集めてきました。
ジャケットに惹かれて手に取ったもの、ラジオで流れていて気になったもの、友人に勧められたもの、アーティスト本人からもらったもの…その一枚一枚に、音楽家たちの想いや、その時の自分の気持ちが重なっています。
中には、見本盤(プロモーション用の非売品)も数多く含まれています。
仕事柄、発売前の音源や流通しない音楽に触れる機会も多く、それらのCDには特別な思い入れがあります。
だからこそ、手放すのはつらい。
「これはもう聴かないかもしれない」と思っても、そう簡単には決断できません。
制作した人たちの情熱を思うと、なおさらです。
そんな時、ある方が声をかけてくださいました。
「地方のコミュニティFMでCDを活用できるところがあるよ」と。
その方が間に入ってくださり、ご縁をつないでくれるかたちで、私のCDコレクションの一部を引き取っていただけることになったのです。
手放すことが「捨てる」ことではなく、「次につなげる」ことになる。
そう思えるだけで、胸のつかえが少し軽くなりました。
50代は、これからの人生を見据える時期。
元気な今のうちに、少しずつ身の回りを整理しておくことで、これからの暮らしがもっと軽やかになる気がしています。
そして、何よりも自分自身と静かに向き合える時間にもなります。
ソロで生きるということは、自由で心地よい反面、日々の選択に責任を持つことでもあります。
今回のCD断捨離も、そんな「ひとつの選択」でした。
あなたは、どんな風にモノと向き合っていますか?

断捨離したCDを箱に詰めて。

断捨離をしてもCDは大量にある…。



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